ごあいさつ
私たちの療法の特徴は単なる日常生活向上だけの反復練習ではなく、
その原因をしっかりと捉え、解剖学、運動生理学、発生学などの基礎学と臨床学をしっかりふまえ、
全身調整、姿勢調整のなかから心身の障害や痛みの軽減を図っていきます。
乳幼児から高齢者までを対象とし、在宅指導、訪問リハビリまで対応しています。また、学生指導にも力を注いでおり、
鹿児島大学をはじめ九州管内の12校の臨床実習指定施設となっています。
理学療法
病気やケガ、高齢など様々な理由で、寝返る、起き上がる、座る、立ち上がる、歩くなどの動作が不自由になられた方々が、住み慣れた地域で活き活きと暮らせるように、運動・動作の専門性を生かして運動機能回復を支援します。また、子供の運動発達や高齢者の予防対策、成長期の運動障害やスポーツ障害に対しても、運動・動作の専門性を生かして援助します。福祉用具の適用相談、住宅改修相談にも対応しています。
幅広い対象への支援
子供から高齢者まで幅広い年齢層、整形外科疾患や脳卒中疾患、スポーツ障害など幅広いニーズに対して助言や指導を行っています。

水治療法(プール)での歩行練習
水の特性(水温、浮力、水圧、抵抗)を生かして、関節への負担を調整しながら運動に取り組むことができます。

神経筋電気刺激による歩行練習
神経筋電気刺激の適応のある方に対して活用し、歩行機能の改善に努めています。

超音波を用いた評価の実施
対象となる組織の状態や施工前後の変化を、エコーを用いて視覚的に確認しながら進めていきます。

作業療法
作業療法とは日常生活に何らかの困難をお持ちの方が、その方らしい充実した生活を送れるよう、更衣・入浴などの日常生活動作や仕事など様々な活動を使用し、身体的・精神的・職業的・経済的機能の回復・維持の援助を行います。また、子どもの発達や生活の獲得の支援に関しては、遊びを中心とした作業を利用し、個室やプレイルームなど様々な環境で治療を行います。
子どもの発達の支援
身の回りのこと、手先のこと、運動のこと、学習のことなど、様々な困りに対して遊びを通した活動で支援を行っています。また、ご家族への助言、学校・保育施設などとの連携を行っています。

入院生活
入院中に生活動作や家事動作の練習を行っています。
入院から退院後の在宅生活まで切れ目のない支援を行っています。また、余暇活動の一環として季節に合わせた園芸活動を行っています。

神経電気刺激による上肢機能練習
脳卒中や神経損傷後の方の上肢機能改善へ神経電気刺激を併用した上肢機能練習を行っています。

機器を取り入れたコミュニケーション支援
難病の方のニーズに合わせて、機器を取り入れたコミュニケーション支援を行っています。

在宅生活の支援
退院後のトイレ、入浴動作、家事動作の練習など、生活動作や環境の確認、症状に応じた在宅サービスを支援しています。小児分野ではスイッチ機器を導入しコミュニケーション支援を行っています。


自動車運転の評価
脳卒中や頭部外傷後の方の自動車運転再開へ向けてのスクリーニング検査、ドライビングシュミレーターによる実施評価、支援を行っています。

言語聴覚療法
ことばによるコミュニケーションには言語、聴覚、発声・発音、認知などの各機能が関係していますが、病気や交通事故、発達上の問題等でこのような機能が損なわれることがあります。ことばによるコミュニケーションの問題は、脳卒中後・交通事故後の失語症や高次脳機能障害(記憶障害、注意障害等)、聴覚障害、ことばの発達の遅れ、発声や発音の障害など多岐に渡り、小児から高齢者まで幅広く現れます。当院では、ことばによるコミュニケーションに問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるように支援しています。また、「食べることや飲み込むこと」に支障をきたしている(摂食嚥下の問題)方へも専門的に対応しています。
ことばの機能や
コミュニケーション機能の支援
脳卒中後や頭部外傷後に、ことばが出にくくなる失語症の方や記憶障害等の高次脳機能障害、ことばの遅れ、「聞く、話す、読む、書く」ことに支障をきたしている方への助言や指導を行っています。

発声機能や発語(発音)機能の支援
幼児期の発音の誤り、脳卒中後の発音の不明瞭さ、神経筋疾患(パーキンソン病や多系統萎縮症等)による声量の低下や発音の不明瞭さに対して、指導や支援を行っています。

嚥下内視鏡検査、嚥下造影検査の実施
食べ物や飲み物を食べること、飲み込むことに支障をきたしている方に嚥下内視鏡検査(VE)と嚥下造影検査(VF)を実施しています。

嚥下関連筋群への神経筋電気刺激の活用
嚥下関連筋群への神経筋電気刺激(NMES)の適応のある方に、積極的に活用し、食べること、飲み込むことの改善に努めています。

心理療法
心理療法とは臨床心理学に基づく知識や技術を用いて、患者様一人一人の気持ちに寄り添ったサポートを行う療法です。
心理検査・心理相談
当院は臨床心理士・公認心理師が在籍しています。小児リハビリテーションを受けている子どもさんに対し、知能検査・心理検査などを行うほか、ご家族様の相談・カウンセリングを行っています。
